未来自治体TOHOKU

未曾有の大震災を乗り越えた若者は、
自分の住むまちの未来をどのように考え、
行動行動していくのでしょうか。

求めているだけでは何ひとつ変わらない。
自らが声をあげ、提案できる場所。

そして、
「このまちに生まれて良かった」
「私のまちが日本一」
そんな声が東北全土から聞こえる風土を創りたい。

自らの行動で地域に影響を与えることが出来るコンテストを目指し、
未来自治体TOHOKUを開催します。

「今のまちは生きづらい」
と、老人は声を揃えて言う。

「今のまちではダメだ」
と、若者は声を揃えて言う。

そんな中、1人の外国人が
「このまちは素晴らしい」
と言った。

本当に、生きづらいのだろうか。
本当にダメなのだろうか。

もう一度、新しい視点を持って、
0から変えよう。

0が1に変わる瞬間に、
きっと素晴らしい東北が待っている。

コンテストの流れ

キックオフin山形

「未来自治体TOHOKU」のスタートを飾るキックオフイベントです。

コンテストの概要説明・プランの策定方法のレクチャーを行います。

11:35-12:00 開場、受付
12:00-12:10 開会、山形支部代表挨拶
12:10-12:30 アイスブレイク
12:30-12:40 ゲスト入場・紹介
12:40-12:55 プログラムガイダンス
12:55-13:55 藤吉雅春様による講演
13:55-14:05 休憩
14:05-15:05 齋藤弘様による講演
15:05-15:15 休憩
15:15-15:45 自治体ワーク
15:45-15:55 クロージング
15:55-16:10 写真撮影
16:30-18:30 懇親会
霞城セントラル

決勝大会in福島

日時:3月26日(土)
ゲストによる講評、優勝チームとゲストによるパネルディスカッションを行います。

観覧者の投票により、優勝チームが決定します。
※18歳選挙権イベント同時開催予定

12:40-13:00 開場、受付
13:00-13:15 あいさつ、イベント概要説明
13:15-13:25 ゲスト紹介
13:25-13:35 発表準備、休憩
13:35-14:35 発表
14:35-14:45 休憩
14:45-15:45 発表
15:45-15:55 投票、休憩
15:55-16:30 講評
16:30-16:35 結果発表、表彰
16:35-17:20 パネルディスカッション
17:20-18:00 THE談会、クロージング
福島市民会館第2ホール

ゲスト・審査員

氏家滉一 (うじいえ こういち)

〈略歴〉
1962年宮城県生まれ。株式会社都市設計取締役。
ブランディングディレクター・プロジェクトデザイナー

ポニーキャニオンの音楽プロデューサーとしてキャリアをスタート。
その後レーベル経営をしつつ、イベント、モバイルコンテンツなどのプロデュースを始める。現在は、東京、仙台の二拠点で会社を経営しつつ、建築設計部門と都市計画、地域・企業のブランディング部門の二部門の会社を経営。

得意にするのは、まちづくりのグランドデザイン構築、観光資源、地域資源を活かしたブランド構築のプランニング、地域の人材育成。

他にも、各企業のPRプロジェクトのプロジェクトマネジメントの他、 東京では丸の内朝大学のコンテンツ企画、 仙台では、本業の他、ビジネスデザインセンター創業スクエアのブランディングディレクター、東北経済連合会ビジネスセンタービジネス支援コーディネーターなどビジネス支援のコンサルティング、また、せんだいリノベーションまちづくり計画検討委員、仙台市地下鉄東西線WE Project実行委員も務める。

〈東北の若者へのメッセージ〉
震災後、被災三県を中心に東北は日本の中でも数々のイノベーションが起きています。
ビジネスモデル、人材の交流にとどまらず、リノベーションでのまちづくりなどの場作りまで。先進的なモデルはたくさん生まれてきているのです。

ということは、アイディアをとがらせればとがらせるほど、皆さんのやりたい世界を作り上げていけるということです。超とがったアイディア期待してます。

野長瀬裕二 (のながせ ゆうじ)

1961年生まれ。
国立大学法人山形大学大学院理工学研究科教授

〈専門分野〉
地域イノベーション、ベンチャー企業経営、経営システム工学
〈受賞歴〉
日本ベンチャー学会 松田修一賞
ニッポン新事業創出大賞最優秀賞、経済産業大臣賞、等を受賞
〈学歴〉
東京大学農学部卒業後、製造業勤務の傍ら社会人学生として早稲田大学大学院にて工業経営学、国際経営学を専攻、博士(学術)
〈主著〉
地域産業の活性化戦略〜イノベーター集積の経済性を求めて〜 (学文社)
経営資源活用ダイナミズム(白桃書房) 他、著書/論文多数
〈社会貢献〉
文部科学省・科学技術審議会専門委員
科学技術振興機構・産学官連携ジャーナル編集委員会委員長
科学技術振興機構・大学発ベンチャー評価委員会委員
厚生労働省・地域雇用開発支援ワーキングチーム副座長
他、国、自治体等の政策立案に多数協力

〈東北の若者へのメッセージ〉
人口減少する東北地方に世界中の人とのネットワークを構築することを期待しております。

齋藤弘(さいとう ひろし)

〈略暦〉
1957年山形市生まれ。81年東外大卒、89年ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院(SAIS)修了。日本銀行入行後、86-90年IMF勤務を経て、チーフディーラーとして政府・日銀による外為市場介入を陣頭指揮。その後リスク管理考査の定着に尽力。99年預金保険機構にて特別公的管理銀行(旧長銀・日債銀)の破綻処理実務統括者として金融危機に対処。05年山形県知事就任、「百年後にも誇りに思える元気な“ふるさと山形”づくり」を掲げ、財政改革(県政史上初の県債残高削減等)、情報公開(全国初の毎日記者会見等)に注力。この間、全国自治体病院開設者協議会会長、地方分権改革推進委員会専門委員、21世紀臨調「せんたく」連盟創設メンバー等を通じて「地方政府」の樹立に尽力。11年国際教養大学客員教授、15年一橋大学公共政策大学院客員教授。

〈東北の若者へのメッセージ〉
東日本大震災以降5年目を前に「これからの東北の未来に何を望み、行動していくのか」を改めて考える場として「未来自治体TOHOKU」が開催されるのは実にタイムリーである。すなわち、第2次安倍内閣は「戦後70年談話」の公表、安保法制の成立、TPP大筋合意等大きなテーマに一区切りをつけたとはいえ、国民の間に重苦しさ等が残っているのも事実であることから、今後は日本が明るい将来に向かっているという実感を国民全体で共有できるよう、「青空」が何よりも重要だ。2020年を目処とする「新3本の矢」(国民総生産600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロ)が掲げられる中で、我が東北の先駆的姿にこそ「青空」を見出し得るからである。ご盛会をご祈念申し上げる。

藤吉雅春 (ふじよし まさはる)

〈略歴〉
1968年佐賀県生まれ。「週刊文春」記者を経て、ノンフィクションライターとして独立。
2011年に一般財団法人「日本再建イニシアティブ」の民間事故調「福島原発事故独立検証委員会」ワーキンググループ参加、共著に同財団の『日本最悪のシナリオ 9つの死角』(新潮社)。著書に梅田功名義で『変革者 小泉家の3人の男たち』(角川書店)など。文化放送『福井謙二グッモニ』火曜コメンテーター。2014年に創刊した『Forbes JAPAN』副編集長兼シニアライター。
2015年に出版した『福井モデル 未来は地方から始まる』(文藝春秋)で、全国都道府県の幸福度ランキングで一位の常連である福井県、二位の富山県をレポート。斜陽産業が生き延びてきた秘訣、リーダー以上に町を盛り上げるフォロワーたちの存在、学力テスト全国一位の舞台裏など、「負担、お荷物、斜陽」を逆転させてきた北陸の生活を描いた。新聞、ラジオ、雑誌などで多く取り上げられて話題となり、韓国語版や視覚障害者向けのCDブックも発売されている。

メンター

清水修二(しみず しゅうじ)

〈略暦〉
 1948年東京都生まれ。京都大学出身。1980年福島大学に赴任(地方財政論担当)。評議員・経済学部長・副学長などを歴任し2014年3月に定年退職したが、特任教授として在職中。原子力発電所の立地問題を財政学の観点から研究してきたほか、地方自治体の行財政改革や地域づくりに関して著述や講演を行ってきた。近年の主な著者は『原発になお地域の未来を託せるか』(2011年、自治体研究社)『東北発災害復興学入門』(2013年共著、山形大学出版会)ほか。ふくしまNPOネットワークセンター理事でもある。

〈東北の若者へのメッセージ〉
 団塊世代の私が学生だったころ、大学は「極度にイデオロギー的な」空間でした。「君が政治に無関心でも政治は君に関心がある」などと言われ、学生運動から無縁でいることは非常に困難な時代でした。現在の若者は、まだ、自分の意思に反して「政治」の渦に巻き込まれることはないでしょう。だからこそ、自分から積極的に「政治的なるもの」に関与していくべきだと思います。また現在、東北地方には独自の問題状況があります。大震災と原発事故の影響で、急激な人口減少が非連続的に発生する地域が相当広範囲に現れる可能性があります。まさに経験のない未知の課題に地域は直面しているといえます。若者諸君の、イデオロギーにとらわれない大胆なチャレンジに期待するほかありません。

〈主な著書〉

1994.5 『地域社会と学校統廃合』(共)境野・清水、八朔社
1994.3 『差別としての原子力』(単)リベルタ出版
1996.8 『現代の財政』(共)有斐閣
1998.5 『動燃・核燃・2000年』(編)清水・舘野・野口編、リベルタ出版
1998.6 『Basic現代財政学』(共)有斐閣
1999.4 『NIMBYシンドローム考』(単)東京新聞出版局
2000.4 『臨界被曝の衝撃』(共)清水・野口、リベルタ出版
2008.8 『あすの地域論』(編)八朔社
2008.11 『地域・自治体そしてNPO』(単)ふくしまNPOネットワークセンター
2009.4 『地域力再生』(編)北土社
2011.5 『原発になお地域の未来を託せるか』(単)自治体研究社
2012.7 『原発とは結局なんだったのか』(単)東京新聞
2013.7 『福島再生 その希望と可能性』(共)かもがわ出版
2013.9 『東北発災害復興学入門』(共)山形大学出版会
2014.12 『放射線被曝の理科・社会-4年目の「福島の真実」』(共)かもがわ出版

升遷(ます のぼる)

〈略暦〉
1985年兵庫県生まれ。
株式会社ミトカン 代表取締役
マスヤ・スチール工業株式会社 取締役
採用動画アプリ「SciMoo!!」プロデューサー

学生時代にベンチャー企業を立ち上げ、企業と学生の採用・就職活動のマッチングを行う。2010年より仙台の建築関連の中小企業で働き始めるが、地域の中小企業と学生のマッチングの現状を知り、魅力ある中小企業と学生がもっとマッチングできるよう2015年に会社を設立。現在二足のわらじで経営。

〈東北の若者へのメッセージ〉

1年後の自分がどうなっているか想像できますか?3年後、5年後、10年後の自分はどんな自分になっていたいですか?

若者みんながこの質問に答えれるようになるともっと世の中良くなりますよね。私は阪神大震災・東日本大震災の2つの大きな震災を経験しました。それでも生きているのはそこに使命があるからです。生きていることには使命がある。そう想って日々暮らすだけできっと変わることができます。これからの時代を作るのは我々若者です。想いはチカラになります。やったりましょう。

大場俊幸(おおば としゆき)

〈略暦〉
1980年山形市生まれ。山形南高校、青山学院大学法学部公法学科卒。司法試験を志すも、本当に自分のやりたいことは何かと自問自答した結果、故郷を元気にしたいとの想いを確信し、山形市役所で働くことを決意。環境部、福祉推進部、総務部、市民生活部に所属。2010年~2014年の5年間、公益社団法人山形青年会議所に派遣(通常業務兼務)され、民間主体のまちづくりにも参画。
プライベートでは、毎回100人以上・延べ約900人が参加した県下最大規模の草の根交流会「山形LOVE飲みッ!」や、自分たちのまちへの関心を高めることを目的としたトークイベント「やまがた語らナイト」を企画し、公私ともにまちづくりに関わる。

〈東北の若者へのメッセージ〉
人生は、思ったより短い。一度きりです。学生だからできること、学生時代にしかできないことがあります。あらゆる刺激に対して前向きに捉え、チャンスを逃さずに捕まえてください。
ドットジェイピーでのインターンシップは、まさにそのチャンスと言えます。大学の講義や試験、友人や恋人との付き合いとも重なり、大変な時期になるかと思いますが、インターンシップと未来自治体を通して得られる経験は、将来どんな職業に就くにせよ、貴重な経験となります。
学生の皆さんに「本を読め、人に会え、旅に出よ。」という言葉を送ります。自分の人生を先まで見つめ、後悔のないように逆算し、今できること、今すべきことを見つけ、全力で取り組んでください。応援しています。

相田隆行(あいた たかゆき)

〈略暦〉
1975年山形県米沢市生まれ。

平成11年4月~ 米沢市入庁 環境生活課(環境保護)
平成17年4月~       商工観光課(観光振興、物産振興)
平成23年4月~       総合政策課(地域づくり)

小学校の担任の先生に憧れ、教師を目指す。宮城教育大学(仙台市)に進学し、卒業後、夢の小学校講師を務める。その後現在の米沢市職員になる。
数年前まで、観光課に所属しており、一人でも多くの人に米沢ファンになっていただくために、甲冑姿で観光PRや物産販売しながら全国各地を飛び回る。現在は、総合政策課地域振興担当者として、そして一市民として、『やねだん故郷創世塾』で得た知識を基に、地域の住民、学生、NPO団体と一緒に積極的に「楽しい地域活動」に取り組んでいる。自分たちの地域への『愛着・誇り』=米沢ファンに繋がるような地域づくりを目指している。
〈東北の若者へのメッセージ〉
地域づくりには、ヨソモノ、ワカモノ、バカモノが必要です。「学生=ヨソモノ、ワカモノ」が積極的に地域に飛び出し、前向きなアイディアを提案することは、地域の元気・やる気・本気を引き出してくれます!!若者の前のめりで頑張っている姿は、必ず市民の方々のアタマとココロを刺激し、地域の魅力の再認識や新たなネットワークへと繋がっていきます。さらに地域への『愛着・誇り』、地域資源の新たな創造へとドンドン拡がっていきます!!
ぜひ若者のチカラで「夢と笑顔溢れる感動の地域の将来像」を創っていきましょう。

後藤好邦(ごとう よしくに)

〈略暦〉
昭和47年1月、山形市生まれ 平成6年山形市役所に入庁。
納税課、高齢福祉課、体育振興課冬季国体室、企画調整課、都市政策課を経て、現在は行革推進課に所属。
プライベートでは、平成21年6月に地域活性化に資する人財育成を目指し、仲間と共に東北まちづくりオフサイトミーティングを発足。現在、850名を越えるメンバーが入会している。
〈東北の若者へのメッセージ〉
東日本大震災は、私たちの大切な東北に甚大な被害をもたらしました。しかし、あれから5年、その復興の芽は、徐々に成長し、これから綺麗な花を咲かせ、豊かな実をつけようとしています。そうした状況のなかで、これからの東北をより豊かにしていくためには、東北を愛し、東北のために活動する皆さんのような若者の力が必要不可欠です。是非、皆さんの熱い想い、そして、素晴らしい発想力と行動力で、東北の輝かしい未来を創ってください。皆さんの活躍を心より期待しています。

中川伸二(なかがわ しんじ)

〈略暦〉
1961年熊本県牛深市生まれ。九州大学法学部出身。九州大学法学部助手を経て、1992年福島大学行政社会学部(現・行政政策学類)に着任。
2012年より福島大学教育研究評議会評議員、2013年から2014年にかけて行政政策学類長。
専攻は政治学。大学院時代は理論研究でもっぱら文献の中に埋もれた研究スタイルであったが、最近では地方議会改革や地方創生など地域社会の諸課題を考えるために、研究室から外へ出かける機会が増えている。
さらに、2013年から始まった福島大学版「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」である「原子力災害からの地域再生をめざす『ふくしま未来学』の展開」において、その中核となる実習科目「むらの大学」の実施責任者のひとりとして、南相馬市と川内村とのご縁をいただき、両自治体へ出向くことが多くなった。ひとりの研究者として何ができるのか、どうすればいいのか、自問自答、試行錯誤の日々である。

〈東北の若者へのメッセージ〉
政治は、議会や政党といったものの中だけにあるものではありません。
政治に関わる経験も、選挙やデモなどに関わらなければ得られないわけでもありません。
みなさんは、高校生まで、政治に関する知識は教科書の中でしか得られませんでしたし、政治に関する経験を積む機会については、そこに接することすら禁じられてきたのではないでしょうか。
政治とは遠いところにある特別な存在ではなく、常に、そして、すでに、みなさんの身近なところにあるものなのです。
身近にある政治の存在は、誰かに教えられるものではなく、自分自身で気づくものです。
そして、気づくために必要なもの、それが、思考と行動なのだと考えます。

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NPO法人ドットジェイピー

本部 東京都千代田区、理事長 佐藤大吾、1998 年創業。全国25都道府県にエリア展開し、大学生約 340 人が中心となって「若年投票率の向上」を目的に活動する NPO 法人。累計 20,200 人の参加者数を誇る「インターンシッププログラム(議員・グローバル)」をはじめ、「未来国会」、「未来自治体」など若年層を対象とした社会学習プログラムを提供。また、「Yahoo! みんなの政治」等への議員・議案情報提供など、活動は多岐に及ぶ。
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